えのきたけの色のはなし

スーパーなどでも1年中店頭に並んでいるえのきたけ。

皆さんご存知の有名なきのこのひとつです。

「えのきたけってどんなきのこですか?」と言われたら簡単にイメージ出来ますよね。

白くて細長い、こんなやつです。

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これは、温湿度を徹底管理されたハウスの中で、ビン栽培で育てられたえのきたけ。

だから1年中スーパーで売られてるんですね。

実は天然のえのきたけはこんなです。

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全然違いますよね。見た目がこれだけ違うと天然えのきたけを見つけてもそれがえのきたけだとは気づける自信がありません。

ではなぜこんなに色が違うのでしょうか?

実は人工栽培がはじまった頃は茶色いえのきたけが主流でした。(天然えのきたけほど茶色くはないですが・・・)

しかし消費者の方から「えのきたけが茶色いと煮汁に色が付いてしまい、嫌だ!」などの声があり、徐々に白いえのきたけが市場に出回るようになりました。

その後、品種改良を行い、今のように真っ白なえのきたけを栽培できるようになったのです。

そのため今は、売られているえのきたけの「ほとんど」が白いものとなっているのです。

ほとんどが白いえのきたけですが、茶色いえのきたけも売られています。

野生品種と人工栽培品種を交配して作られた「ブラウンえのき」です。

気になる方は是非食べ比べてみてはいかがでしょうか?